何を捨て、何を残すかで人生は決まる
ガジェットと読書をこよなく愛する社労士、山岡です。
今回のブログも、以前読んだ本について書いていきます。
その本は、『何を捨て何を残すかで人生は決まる』というもので、
著者は本田直之さんという方です。
本田さんは、日本の実業家で、レバレッジコンサルティング株式会社の代表取締役社長であり、
ハワイ、東京に拠点を構え、年の5か月をハワイ、3か月を東京、2か月を日本の地域、
2か月をヨーロッパを中心にオセアニア・アジア等の国々を旅しながら、生活している方です。
この本で述べていることは、他人を気にせず、自分らしく、自由に生きるということです。
他人と自分を比べて、「自分はあの人のようにできない」などと考えるのは、
誰かの作った価値観で自分を縛っているのと同じことです。それは自由を失う大きなリスクです。
そもそも、他人と同じようにできないのは当たり前です。
あのドラッカーも、「最初の就職はくじ引きのようなものだ」と言っているくらいですから、
働く前から自分がどんなことができるのかわからないまま就職をするわけです。
当然、他人と同じようにできるとは限りません。
それでも、何かを得るためには、動き出さなければなりません。
しかし、動き出す前に正解を探している人は、動き出すことはできません。
「誰かと同じように」といった正解はありませんし、
正解を探しているうちにタイミングを逃しチャンスをつかむことができなくなってしまいます。
また、本書では矢沢永吉さんの言葉が紹介されています。
『この世には2種類の人間がいる。やりたいことやっちゃう人とやらない人。
やりたいことやってきたこの人生。おかげで痛い目にもあってきた。散々恥もかいてきた。
誰かの言うことを素直に聞いてりゃ、今よりずっと楽だったかもしれない。
でもね、 これだけは言える。
やりたいことやっちゃう人生のほうが、間違いなくおもしろい。
あんたはどうする?』
誰かの正解ではなく、自分の正解を探すことがとても大事なのですね。
もう一つ、私が「なるほど」と思った内容があるので紹介します。
『無意味に重い通勤カバン。まず「ハコ」から変えてみる』
著者はカバンを持ち歩くことをやめたようで、
どうしてもPCを持たなければいけない時以外は、基本手ぶらだそうです。
そこで気づいたのは、 テクノロジーの進化によって、スケジュール帳やカメラ、
各種資料などの紙類がスマホの中に納まってしまったこと。
仕事に必要だと思ってカバンに入れていた多くの物が
実は安心するための材料だったということです。
皆さんは「カバンを持つから荷物が増える」と考えたことはありますか?
「もしかしたらいつかいるかも・・・」と思い、持ち運んでいた物のほとんどは、
結局、いつになっても必要ないことのほうが多いような気がします。
学校を出て、仕事を始め、充実した日々を送るはずだったのが、
ふと立ち止まった時に「何かが違う」と感じてしまった。
仕事や人間関係を抱え込みすぎて息苦しい感じがする。
もし、あなたがそんな違和感に悩まされたことがあるなら、この本を手に取ってみてください。