トルコ旅行記 パート②-イスタンブール観光-
目指せ!聞き上手・話し上手番長 社会保険労務士の野々山です。
トルコ旅行記パート②は、旅行後半のイスタンブール観光を中心に書いてみます。
イスタンブールはトルコ最大の都市であり、経済・文化・歴史の中心地ですが、トルコの首都ではありません。
恥ずかしながら、実は今回の旅行まで私は首都がイスタンブールだと思っていました。
イスタンブールに入る前に、トルコの首都「アンカラ」で一泊し「コジャベテモスク」を訪れました。
ちなみにモスクとは、イスラム教の礼拝堂で女性はスカーフ等で髪の毛を覆う必要があります。堂の左右にはミナレットとよばれる塔が立っていて、礼拝の時間を呼びかけるアザーンを行うための場所だということです。
イスタンブールでも有名なブルーモスクを訪れました。
私たちの印象に強烈に残ったのが、これまた世界遺産の「アヤソフィア」です。
キリスト教とイスラム教の両方の芸術が一度に見られる、歴史的価値も高く非常に貴重な施設です。なぜ違う宗教の芸術が両方見られるかというと、それには歴史が深くかかわっています。
かつてはキリスト教の大聖堂として使われていましたが、オスマン帝国時代に入ると、ミナレットなどが加えられイスラムモスクとして姿を変えました。その後博物館として公開され、2020年からは再びモスクとして利用されています。
お祈り専用の1階に入れない一般訪問客は2階から入りますが、そこではモスクにもかかわらず、かつてのキリスト教時代を思わせる壁画等を見ることができます。
ただし、1階から直接見える、天井に近い部分に描かれたキリストの絵は白い布で隠されている等、独特の厳かな空間が広がっていました。
そして、これまた強烈な印象を残したのが「地下宮殿」です。地上入口から階段を降り一足中に踏み入れると、湿気と冷やりとした風が肌に触れ、薄暗い中ライトアップされた柱が水面から何本も立つ姿は幻想的でまさに別世界でした。
正式には地下貯水池なのですが、水の中から突き出た無数の大理石の柱が宮殿のように見えることから「地下宮殿」と呼ばれています。
イスタンブール3大バザールといわれるうちの2つに行きました。
まずは「グランドバザール」、トルコ最大規模を誇る迷路のようなバザールには、約3,600ものお店があるそうです。大きすぎてとても回りきれませんでしたが、買い物しなくても観光スポットとして十分楽しめるバザールでした。
そしてもう一つの「エジプシャンバザール」は別名「スパイスバザール」ともよばれ、食品やスパイス類が中心になっている市場です。スパイスの他にも、茶葉やハーブ、ドライフルーツ、ナッツ類などが美しく並べられた様子は見ているだけで楽しいバザールでした。
旅行最終日には、「ボスポラス海峡クルーズ」に参加しました。ボスポラス海峡とは、イスタンブールの東側であるアジアサイドと西側のヨーロッパサイドの間にある海峡で、まさにアジアとヨーロッパの境界線ともいえるのです。
アジア・ヨーロッパ両方に属する唯一の都市であるイスタンブールならではのクルーズでした。